検査部
一般X線操作室
骨折や腹痛・胸痛でよく撮影する装置です。お医者さんが『胸の写真をとりましょうね。』と言う、あれ、です。手軽に撮影できる利点があり、もっとも普及しているX線検査機器です。
例えば高熱と咳が続く患者様に肺炎を疑って撮影したり、骨折を疑って骨を撮ったり様々です。
胃X線装置
バリウム(X線写真に写る検査薬)と発泡剤(胃をふくらませる薬)を飲んで頂き、胃の全体像を観察します。一般検診時はもとより、吐き気や胃が痛いとき(潰瘍、ガン)など病気の有無の診断に役立ちます。
マルチスライスCTスキャナ
最新の16列マルチスライスCT
従来よりも検査時間が大幅に短縮されました。
当院では、最新のマルチスライスCTスキャナを設置しております。
この検査では、患者様が寝台に横になるだけで、苦痛なく頭部や胸部・腹部の断層像(輪切り)が鮮明に撮れます。とくに、らせん状に連続してデータを収集することができ(ヘリカルスキャン)従来の装置より広範囲の検査が行え、脳出血・脳梗塞・脳腫瘍・頭部外傷から胸部および腹部臓器(肝・胆・膵・胃・膀胱・その他)疾患にいたるまで、全身の診断が可能です。
また、「被ばく低減再構成」を搭載し、被ばく線量が最大75%まで低減されたので、者様は不安を感じることなく、リラックスしながら検視を受けていただけます。くわしい検査内容は医師へお気軽にお尋ねください。
心電図
心臓の筋肉が全身に血液を循環させるために拡張と収縮を繰り返すとき、微弱な活動電流が発生します。その変化を波形として記録し、その乱れから病気の兆候を読み取ろうとするのが心電図検査です。心臓の疾患に関する検査の中では比較的簡単に行えるものであることから、病気発見の第一の手がかりとしてよく用いられます。
心電図検査はどのように行なうのか?
上半身裸になり検査台に仰向けに寝てます。電極を付ける部分に、皮膚と電極間の電気を通りやすくするケラチンクリームを塗ります。多くは両手首・両足首・胸の6ヶ所に電極を取り付けます(胸部誘導)。そのほか、両手首と両足首の3ヶ所だけで測定する(四肢誘導)など、必要に応じて電極の数を増減します。
心電計のスイッチを入れて、心臓の拍動に伴っておこる微細な電位変動を記録していきます。
体を流れる電流を器械に導くだけで、器械から電流を流すだけではありませんので、苦痛は全くありません。検査時間は3~5分程度です。